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セキュリティアセスメントはなぜ必要?セキュリティリスク可視化サービス「IIJ Safous Security Assessment」の導入メリット

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2025/2/6(※2025/11/19 更新)

近年、サイバー攻撃の被害はますます増加し、数多くのセキュリティインシデントが発生して深刻な問題となっています。脆弱性が狙われて情報漏えいにつながった事例や、マルウェアに感染して身代金を要求された事例や社会インフラが一時停止した事例など、被害の規模も社会的な影響も甚大となっています。

情報セキュリティ対策が必須となった現在、すべての企業・組織で欠かせないのがセキュリティアセスメントです。この記事では、アセスメントの必要性や導入のメリットについて、IIJの「IIJ Safous Security Assessment」にて詳しく解説します。

セキュリティアセスメントが必要な理由とは?

セキュリティアセスメントとは、企業や組織が保有するIT資産にどのようなリスクがあるかを特定し、インシデントが発生する前に客観的な分析・評価をする取り組みです。過激化・多様化するサイバー攻撃に備えるために、企業・組織はセキュリティアセスメントを実施して、自社にどのようなセキュリティ対策が必要なのか整理・調査しなければなりません。まずは、セキュリティアセスメントが必要な理由を解説します。

なお、セキュリティアセスメントには様々な種類があり、環境別や目的別で使い分ける必要があります。下記記事ではセキュリティアセスメントの種類や、具体的な実施手順などをまとめていますので併せてご確認ください。

理由1.脆弱性を発見されサプライチェーン攻撃を受ける

サプライチェーン攻撃とは「取引先・海外拠点・関連企業といったサプライヤーの脆弱なIT環境を入口に、自社システム・アプリに侵入して不正アクセスする」というサイバー攻撃の一つ。IPA(独立行政法人情報処理推進機構)の「情報セキュリティ10大脅威」にもランクインしており、業界業種問わず非常に大きな問題になっています。

情報セキュリティ10大脅威 2025(組織)

順位 「組織」向け脅威 初選出年 10大脅威での取り扱い(2016年以降)
1 ランサム攻撃による被害 2016年 10年連続10回目
2 サプライチェーンや委託先を狙った攻撃 2019年 7年連続7回目
3 システムの脆弱性を突いた攻撃 2016年 5年連続8回目
4 内部不正による情報漏えい等 2016年 10年連続10回目
5 機密情報等を狙った標的型攻撃 2016年 10年連続10回目
6 リモートワーク等の環境や仕組みを狙った攻撃 2021年 5年連続5回目
7 地政学的リスクに起因するサイバー攻撃 2025年 初選出
8 分散型サービス妨害攻撃(DDoS攻撃) 2016年 5年ぶり6回目
9 ビジネスメール詐欺 2018年 8年連続8回目
10 不注意による情報漏えい等 2016年 7年連続8回目

出典: IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)「情報セキュリティ10大脅威 2025 [組織]」

関連会社を多く抱える大手企業・グローバル企業ほどサプライチェーン攻撃の餌食になりやすいため、セキュリティアセスメントを実施してグループ全体のIT資産の棚卸を行い、適切且つ迅速なセキュリティ対策につなげることが大切です。

理由2.ZTNAやSASEを構築する前段階として必要

サプライチェーン攻撃などから自社を守るための施策として「VPN(Virtual Private Network)」「ゼロトラスト」などが挙げられますが、いくつある対策の選択肢の中でどのようなものが最適なのかを一度整理する必要があります。特にゼロトラストはいくつかの仕組み・システムを組み合わせて構築するため、セキュリティアセスメントによって最適な構成要素を選べるようになるのです。

ZTNA(Zero Trust Network Access)・SASE(Secure Access Service Edge)といったゼロトラストを構築するための仕組みに関しては、個別で詳しく解説していますのでもし気になる方はご一読ください。

「IIJ Safous Security Assessment」の導入メリット

セキュリテイアセスメントを実施するには、サイバーセキュリティに特化したサービスを導入するのがおすすめです。

IIJでは、セキュリティリスク可視化サービス「IIJ Safous Security Assessment」(セーファス・セキュリテイ・アセスメント)を提供しています。ここからは、IIJ Safous Security Assessmentを導入するメリットや流れについてご説明します。

アタックサーフェスを監視

IIJ Safous Security Assessmentは、サイバー攻撃者と同じ視点で狙われやすいアタックサーフェスを調査して診断し、セキュリティリスクを可視化するサービスです。

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評価対象ドメインと紐づくデジタルフットプリントを自動スキャン

インターネットを介して、企業所有のデジタルフットプリント(ドメイン及びIPアドレス)に対するサイバーリスクを収集し、脆弱性や脅威事項の有無を評価しレポートします。インターネットからアクセス可能なIT資産が調査対象となるので、把握しにくいサプライチェーンや海外拠点のアタックサーフェスのリスクも検出できます。

セキュリティリスク評価をスコアリング

IIJ Safous Security Assessmentは、以下の10個の評価項目ごとに、100点満点から減点方式のスコアリングとランク付けを実施して、セキュリティリスクを可視化します。これによりサイバー攻撃のリスクを客観的に把握し、セキュリティ対策の重要度や優先度を判断することができます。

下記記事にてまとめているように、近年のサイバー攻撃の手法は非常に多岐に渡っていますが、IIJ Safous Security Assessmentはスコアリング項目が非常に充実しているので安心です。

10個の評価項目

評価カテゴリ 概要
NETWORK SECURITY ネットワークの防御力を評価し、不正アクセスやデータ侵害を防止するための対策が適切に実施されているかを確認
DNS HEALTH ドメインネームシステム(DNS)の設定と運用状況を評価し、脆弱性がないかを確認
PATCHING CADENCE ソフトウェアやシステムのセキュリティアップデート状況を評価し、脆弱性が迅速に修正されているかを確認
ENDPOINT SECURITY PCやモバイルなど業務端末のエンドポイントの保護状況を評価し、マルウェア対策やデバイス管理の有効性を確認
IP REPUTATION 組織のIPアドレスが悪意ある活動に関連付けられていないかを評価し、信頼性の高い通信が行われているかを確認
APPLICATION SECURITY Webサイトアプリケーションのセキュリティを評価し、脆弱性やセキュリティホールがないかを確認
CUBIT SCORE リモートアクセスサービスやサブドメインなど、組織の全体的なセキュリティ状態を、複数のセキュリティ要素を統合して算出し総合的に評価
HACKER CHATTER ダークウェブやハッカーコミュニティで組織に関する情報が言及されていないかを評価し、攻撃のターゲットになっている可能性を確認
INFORMATION LEAK 組織の機密情報がインターネット上に漏洩していないかを評価し、データ漏洩リスクを特定
SOCIAL ENGINEERING フィッシングやその他のソーシャルエンジニアリング攻撃に対する組織の脆弱性を評価し、従業員の教育や防止策が効果的かを確認

セキュリティリスクを最短3日でレポート提出

確認されたセキュリティリスクは、詳細なスコア評価とともに検知されたセキュリティ上の課題と本サービスが推奨する対処内容をレポーティングします。

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IIJ Safous Security Assessmentは、米国を拠点とするSecurityScorecard社©のリスク評価プラットフォーム「SecurityScorecard」が提供するサービスを用いています。標準のレポートは英語表記となりますが、翻訳ツールによる翻訳版も無償でご提供できます。

セキュリティエンジニアがサポートや改善提案

年間契約で契約いただいた場合は、契約期間中、対象ドメインを継続して評価します。月次評価レポートだけでなく、新たなリスクの通知や、IIJのセキュリティアナリストから課題に対する対策や改善提案のサポートを行い、サイバー攻撃者から狙われにくい環境づくりを支援します。

ソリューション提供後のサポートが充実していないアセスメントサービスも少なくない中で、IIJ Safous Security Assessmentは継続的且つ能動的にサポートする点は大きな特徴といえるでしょう。

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リーズナブルな料金プラン

IIJ Safous Security Assessmentの料金プランは、年間契約とワンタイムレポートの2つのサービスメニューからお選びいただけます。

年間契約
528,000円 税別
  • セキュリティレベルをスコアとランクで評価
  • 対象ドメインの月次評価レポート(PDF形式)を毎月1日にご提供(年間:12レポート)
  • 契約期間中、対象ドメインを継続して評価
  • 契約期間中、新たに発見されたセキュリティリスクを通知
  • お問い合わせ用ポータル(HELP-DESKポータル)のご提供
ワンタイムレポート
66,000円 税別
  • セキュリティレベルをスコアとランクで評価
  • 対象ドメインの月次評価レポート(PDF形式)を一回分ご提供

年間契約は、月次の評価レポート(年間12レポート)により、セキュリティリスク対策を継続的に実施する場合におすすめです。期間中、新たに発見されたセキュリティリスク情報がリアルタイムに通知されるので安心です。また、お問い合わせ用ポータルの提供もあり、専任のセキュリティ担当者がいない場合でも迅速に対応・支援が受けられます。

ワンタイムレポートでは、対象ドメインにつき評価レポートを1回ご提供します。定期的な評価は不可能ですが、効果的なセキュリティ対策の準備やシステムの更新・アップデート時の確認などの機会に実施するのがおすすめです。

なお、どちらの契約についてもオプションメニューとして「セキュリティアナリストミーティング」が追加いただけます。評価レポートの内容についての説明やお客様からの質問にお応えするミーティングを、IIJのセキュリティアナリストがオンライン形式で開催します。

セキュリティインシデント(データ侵害)による日本平均コストが5億円以上とも言われる昨今、以上のサービスがミニマム数万円で実施できるコストパフォーマンスの高さも大きな魅力でしょう。

今すぐセキュリティアセスメントでセキュリティ対策を

IT資産が多様化・複雑化している現代では、サイバー攻撃が日々エスカレートし増加する傾向にあります。特にサプライチェーンや海外拠点へ向けられた脅威に対応するために、アタックサーフェスをいち早く把握し、定期的なセキュリティアセスメントを継続的に実施していくことが求められています。

IIJが提供するセキュリティリスク可視化サービス「IIJ Safous Security Assessment」は、情報セキュリティ対策が必須となった現在、欠かせないアセスメントです。国際的に高い評価を得る「SecurityScorecard」の調査結果を基に、国内外で実績のあるIIJのプロフェッショナルによるサポートもあるのが大きな魅力です。ビジネスの継続を脅かす重大なセキュリティインシデントの発生を事前に抑えるためにも、早急な対策をご検討ください。

なお、IIJでは前述したサプライチェーン攻撃対策に特化したPRA(Privileged Access Management)・ゼロトラストサービス「Safous」も提供中です。アセスメントサービス及びPRAサービスを含むIIJのグローバルサービスについては、下記フォームにてお気軽にご質問・ご相談ください。

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