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Internet Infrastructure Review(IIR)Vol.49
2020年12月
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今号は、定期観測「IIJインフラから見たインターネットの傾向~2020年」をはじめ、フォーカス・リサーチ(1)では「耐量子計算機暗号の動向2020」、フォーカス・リサーチ(2)では「クエリサービス~柔軟なマネージドデータベースサービスへの挑戦」をご紹介します。

全体(一括)
エクゼクティブサマリ
「定期観測レポート IIJインフラから見たインターネットの傾向~2020年」

インターネットサービスを提供するIIJは、国内でも有数規模のネットワーク・サーバインフラを運用しています。ここでは、その運用によって得られた情報からこの1年間のインターネットの動向について報告します。今回は、BGP経路、DNSクエリ解析、IPv6、モバイルの各視点から変化の傾向を分析しました。またIIJバックボーンにおけるBGP ROV導入前の状況についても解説します。

フォーカス・リサーチ(1)「耐量子計算機暗号の動向2020」

2016年6月にIIR Vol.31フォーカスリサーチで取り上げた「1.4.3 耐量子暗号の動向」について、2020年11月の時点でのアップデートに関して取り上げます。前回の報告では日本語訳として「耐量子暗号」という用語をあてて紹介しましたが、技術用語としてより正確性を期するために「耐量子計算機暗号」と呼ばれることが一般的となっており、本報告でもこの用語を使用することとします。

フォーカス・リサーチ(2)「クエリサービス~柔軟なマネージドデータベースサービスへの挑戦」

IIJでは、2019年度よりエンジニアが日頃考えている技術や新サービスのアイデアを具現化する機会として「テックチャレンジ」という制度が始まりました。この度、第1回テックチャレンジに筆者の企画が採択され、去る2020年9月末日までの1年間にわたり、サービスの仕様検討・設計、サービスのプロトタイプ開発を1人で行ってきました。ここでは、今回筆者が取り組んだクエリサービス開発について紹介します。

  • (※)本号で紹介している事項は記事初出時点の情報に基づいたもので、これらはアーカイブとして掲載しています。

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