ページの先頭です
Microsoft 365、Google Workspace、Boxなど主要SaaSの宛先情報を自動収集・更新し、ローカルブレイクアウトのネットワーク運用を効率化
2025年9月30日
株式会社インターネットイニシアティブ
当社は、ゼロトラストを実現するリモートアクセスサービス「IIJフレックスモビリティサービス/ZTNA」において、Microsoft 365やGoogle Workspace、Boxなど、主要SaaSの宛先情報を自動で収集・更新し、トラフィック制御を効率化する「ホストグループ自動更新機能」を、本日より提供開始いたします。
宛先情報(IPアドレス、URL、ホスト名など)をもとにSaaSの通信制御をおこなう場合、それらが予告なく変更されるため、これまで手作業による更新作業が必要でした。本機能によって、更新作業が自動化され、主要SaaSへのローカルブレイクアウト制御などを手間なく維持することが可能になります。
企業のDX推進やリモートワークの拡大により、SaaSの業務利用が拡大し、Web会議などの大容量通信が企業ネットワークに負荷をかけ、輻輳を引き起こすケースが増加しています。これに対し、企業ネットワークを介さずに、拠点やリモートアクセス環境からSaaSに直接通信を行う「ローカルブレイクアウト構成」が解決策のひとつとなっています。しかし、Microsoft 365やGoogle WorkspaceなどのSaaSは、IPアドレスやホスト名などの宛先情報が予告なく変更されるため、ネットワーク運用管理者は都度、最新の宛先情報を収集し、ネットワーク設定の変更を行う必要があります。
IIJフレックスモビリティサービス/ZTNAは、Windows OS環境においてアプリケーション名(.exeファイル名)によってトラフィック制御が行え、一部のSaaSは宛先情報の変更による影響を受けずにローカルブレイクアウト制御が可能です。しかし、Google Workspaceなど、Webブラウザで動作するSaaSでは、アプリケーション名での定義ができないため、最新の宛先情報の手動設定が必要になるという課題がありました。本機能は、こうしたローカルブレイクアウト構成の維持にあたって必要な設定変更の手間を削減し、より効率的なネットワーク運用を実現します。
ホストグループ自動更新機能は、Microsoft 365、Google Workspace、Box、Zoomなど以下の主要SaaSに対応し、最新の宛先情報を自動でネットワーク設定に反映することで、手作業での設定変更なしにローカルブレイクアウトの構成を維持することが可能になります。アプリケーション名でのトラフィック制御ができないサービスにおいても、ホストグループ(宛先リスト)による制御が可能です。
本機能は、IIJフレックスモビリティサービス/ZTNAのStarter、Core、Completeの全プランにおいて無料でご利用いただけます(既存でご利用のお客様は設定変更オプション費用のみ必要)。
本機能で提供する宛先リストテンプレートは以下のとおりです。
IIJでは今後も、企業のネットワーク運用を支援する機能拡張を継続的に行い、多様化する働き方に対応した快適かつ安全な通信環境の提供を目指してまいります。
(ご参考)
IIJ Touch & Experience Collegeは、IIJの各種サービスを実際にご覧いただける企業向けプログラムです。デモルームでは、ネットワークサービスやセキュリティサービスなどを、実際の業務シナリオやデバイスを使って体験できます。IIJフレックスモビリティサービス/ZTNAによる通信制御や、ローカルブレイクアウトを活用した通信環境の違いも体感いただけます。
株式会社インターネットイニシアティブ 広報部
〒102-0071 東京都千代田区富士見2-10-2 飯田橋グラン・ブルーム
報道関係者向けメール配信について
プレスリリースをはじめ、報道関係者向けのご案内をメールで配信しています。ご希望の方は以下のフォームよりお申し込みください。
取材のお申し込みについて
取材のお申し込み/お問い合わせは、広報部にお電話またはメールでご連絡いただくか、以下のフォームよりお申し込みください。
法人サービス
ページの終わりです