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2025年度IIJグループ入社式 代表取締役 会長執行役員 挨拶(抜粋)

2025年4月1日
株式会社インターネットイニシアティブ
代表取締役 会長執行役員 鈴木 幸一

入社おめでとうございます。

IIJはインターネットでは世界で2番目くらいに古い会社です。思いは大きかったのですが、はじめはたった4人でスタートし、その後99年にアメリカで株式公開をしました。
会社もまぁまぁ大きな規模になり、インターネットというものは世界で最も大きな産業になりました。
技術革新が産業や経済を作っていくのですが、今後数十年はこの通信におこった技術革新をベースに産業の改革も続くだろうと思います。

かつて石炭だったエネルギーが石油に変わり、石炭会社が少なくなっていったように、NTTに代わり、IIJがそうした革新をリードしていくと思っていたわけですが、残念ながら資金も不足し、なかなかそうなるのに時間がかかったものです。日本もインターネットへの対応は遅れに遅れており、国内に類似企業がないということでアメリカで株式公開をすることになりました。そのときに会社ごとアメリカに移しておけばよかったのですが、アメリカで公開して資金は集めたものの、結局会社としては日本においていました。
インターネットは、言葉の問題は別として、時間と距離の感覚を変えるものです。どこの国にいてもよく、地球儀の中でビジネスを、という思いはあったのですが、IIJはなかなかそれがうまくいかなかった。日本にいてもグローバルになれると思っていましたが、日本で技術的な評価を受けてもアメリカで評価されないとなかなかグローバル企業にはなれませんでした。今でもそれは続いていて、時価総額を見てもアメリカの企業は桁が違いますね。

IIJは、さまざまなサービスをトラブルなく安定して運用していくという面で、世界でも一番高い技術を持っています。運用技術の高さに非常に特徴があります。一方で、この世界では絶えず新しい技術やサービスが開発され、競争が繰り広げられています。イーロン・マスク氏の会社の時価総額を見ると驚愕しますし、昔でいうと、スティーブ・ジョブズなど友人だったのですが、あっという間にIIJとは桁違いの会社になってしまいました。どうしてそんな差ができてしまったのか。それには、時間と距離の概念を変えた技術革新と言われるインターネットの分野において、日本で非常に高い評価を受け、また世界的にも高い評価を受けていたものの、日本という狭い視野のなかでやってきたからではないかという反省があります。

これからは、若いみなさんにどんどん変えていっていただき、グローバルになってほしいと思います。IIJに入っていただいたからには、もっとも世界と近いかたちで仕事をしていかないといけない。ますますビジネスは大きくなるし、面白くなります。
会社は、これまでのお金を払って通っていた学校と違い、お金をもらって働くものです。会社は一生懸命働いて、あるいは思いを持って取り組むことである程度リターンをもたらさないといけない。そういう意味では学生時代とは全く違ったことが要求されますが、ぜひIIJという会社のカルチャーをもって自由に頑張っていただきたいと思います。

自分が世界を変えようという思いを、どこかでもっていないと会社としての成長は見込まれないというくらいに、激しい競争の社会です。ビジネスの領域としては巨大な未来が約束されたなかで、IIJがどうなっていくかというのはみなさんの自由な発想、能力にかかっています。
ぜひ、若々しいエネルギーを持って難局にぶつかっていただきたいと思います。がんばってください。

以上

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