「IIJ PC展開支援ソリューション」において新たなキッティング方式「マスターレスキッティング」メニューを提供開始 | IIJについて

PCの機種やOSを問わない自動キッティングで、情報システム部門の業務負荷を低減

2024年2月26日
株式会社インターネットイニシアティブ

当社は、クライアントPCの調達から展開、運用業務までを支援する「IIJ PC展開支援ソリューション」において、新たに「マスターレスキッティング」メニューをオプションとして追加し、本日より提供開始いたします。マスターレスキッティングは、OSやアプリケーションのインストールや設定の手順を「シナリオ化」し、対象のPCに順次自動で実行するもので、PCのメーカー・機種を問わず適用が可能です。OSはWindows 10/11に対応し、バージョンの条件もありません。また手作業が必要であった企業個別の業務アプリの設定やドメイン参加も自動化できるため、情報システム部門の業務負荷および運用コストを大幅に低減します。

「IIJ PC展開支援ソリューション」は、PCの調達、キッティング、社内ネットワークへの参加（ドメイン参加）、アプリケーションのインストール・設定および現地設置まで一連の導入作業をワンストップで行うもので、情報システム部門の人材不足やDX推進などに伴う業務拡大を背景に、非常に好評をいただいています。
本ソリューションでは、クライアントPCの初期セットアップやアプリのインストールなど、ユーザがすぐに使える状態にするキッティング作業をオプションで提供しています。現在キッティング作業は、PCのマスターイメージを作成して各PCにコピーする「クローニング方式」が一般的ですが、マスター化できない企業固有のアプリのインストールや設定は手作業で行う必要があるのに加え、PC機種ごとに、またOS更新のたびにマスターイメージを作る必要があるなど、運用負荷や管理コストが高いという課題がありました。また、あらかじめデバイス情報とユーザのプロファイル情報をクラウド上に登録しておくと、ユーザが新しいPCをネットワークに接続するだけで必要な設定やアプリケーションのインストールが実施される、いわゆるゼロタッチキッティングの「Autopilot 方式」もありますが、Microsoft Intune環境の構築やポリシー定義が必要になり、導入効果を最大化するためには相応のナレッジやノウハウが必要です。今回は、こうした課題に対応するため、キッティング作業が自動化でき、運用が容易な「マスターレス方式」のキッティングメニューを提供いたします。なお、本ソリューションにおけるPCの導入業務は、当社グループ会社のネットチャート株式会社が担当します。

マスターレスキッティング方式概要

マスターレスキッティング方式は、OSやアプリケーションなどのインストールや設定の手順を「シナリオ化」し、順次対象PCに自動適用するものです。シナリオは、PCの種類や、WindowsOSのバージョンを問わず共通化が可能となるため、機種選択の自由度が高まります。さらに、これまで手作業で実施する必要があった社内のドメイン参加や企業固有の業務アプリケーションのインストールなど個別作業については、RPA（Robotic Process Automation）技術を活用することで自動化し、PCキッティングにおける運用負荷、メンテナンスコストを大幅に削減します。