ページの先頭です
IIJ.news Vol.190 October 2025
IIJ 広報部
笹島 貴明
2013年にIIJに入社したのち、スノーボード中の事故で車椅子の生活に。広報部としての業務をしながら、趣味で始めた車いすフェンシングで日本代表となり、現在は競技活動を中心に広報部で働いています。
海外ではほぼ年間を通して大会が開催されている車いすフェンシングですが、去る7月末、都内で第3回全日本パラフェンシング選手権大会が催されました。
フェンシングの3種目のうち、例年はフルーレという種目のみの開催ですが、今年度はフルーレ・サーブル・エペの全種目が実施されました。この大会は国内では年に一度の大きな公式大会であり、筆者は2022年の大会で優勝したものの、一昨年・昨年とも決勝で敗れて準優勝でした。今回は障害カテゴリーを分けて行なわれるため、前回優勝した選手と対戦することはなかったのですが、逆に優勝のプレッシャーもかかる大会となりました。
種目数の多さもあって、午前10時にスタートした試合は午後6時ごろまで続き、体力と集中力を要する長丁場となりましたが、フルーレとエペで優勝、サーブルは準優勝という結果になりました。惜しくも3種目で優勝とはなりませんでしたが、普段練習している2種目で優勝できたのは個人的にも満足しています。
大会には友人のほか、学校講演でサポートいただいている日本財団のスタッフの方やIIJの社員が応援に駆けつけてくださり、筆者が所属する広報部では応援うちわまで作ってくれて(苦笑)、力になりました。ほかにもYouTubeのライブ配信で多くの方が応援してくださいました。皆さま、ありがとうございました!
国際大会もそうですが、車いすフェンシングの国内大会はアットホームな雰囲気もあって、気軽に訪れることができます。国内の競技観戦の機会は非常に限られていますが、読者の皆さまもぜひ一度、足を運んでいただければ幸いです。
第3回全日本パラフェンシング選手権大会で筆者が獲得した賞状とメダル
ページの終わりです