ページの先頭です
IIJ.news Vol.177 August 2023
IIJ 広報部
笹島 貴明
2013年にIIJに入社したのち、スノーボード中の事故で車椅子の生活に。個人系サービス「IIJmio」等のデータ分析をしながら、趣味で始めた車いすフェンシングで日本代表となり、現在は競技活動を中心に広報部で働いています。
2020年の東京パラリンピックに向けて、2018年のアジアパラリンピックで団体戦ながらメダルを獲得し、高いモチベーションでパラリンピックの選考レースに臨むことになりました。
パラリンピックの出場は、基本的に世界ランキングを基準に選考されますが、自国開催ということで開催国枠も割り当てられました。自分で書いていて悲しいのですが、正直、世界レベルでは弱小選手でしかない筆者は、開催国枠を狙いにいくことになります。
2018年11月頃から2020年6月までに開催される約10大会の結果でランキングが確定し、そのなかで個人戦・団体戦を考慮した選考が行なわれます。選考期間中に長く携わってきてくれた外国人コーチが突然帰国してしまったり、ナショナルトレーニングセンターの別館が完成して念願の東京拠点ができたり、いろいろなイベントを経ながら、ハイペースなスケジュールで各大会に参戦していきました。
そうしたなか、2020年2月の大会終了後、コロナ禍の影響で以降の大会が全てキャンセルになってしまいました。それまでの大会結果は特に振るわなかったものの、団体戦の日本出場枠の有無次第では出場できるかも、次の大会で跳ねれば……といった状況だったので、今でも少し悔やまれるところです。
さらに東京パラリンピック自体、1年の延期が決定し、出られないかもしれないけど、出られる可能性を信じて練習するしかない……という未確定な状況下で友人や知り合いにチケットを予約してもらって自ら退路を断ちながら、2021年を待つことになりました。
ページの終わりです