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Internet Infrastructure Review(IIR)Vol.60
2023年9月
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今号は、定期観測「ブロードバンドトラフィックレポート~コロナ禍を経てトラフィックは安定増加傾向~」とフォーカス・リサーチとして、「システムソフトウェアの通信分野における2010年頃からの研究まとめ」、「IIJとクラウドの変遷~ 30周年特別コンテンツ~」をご紹介します。

全体(一括)
エクゼクティブサマリ
定期観測レポート「ブロードバンドトラフィックレポート~コロナ禍を経てトラフィックは安定増加傾向~」

このレポートでは、毎年IIJが運用しているブロードバンド接続サービスのトラフィックを分析して、その結果を報告しています。今回も、利用者の1日のトラフィック量やポート別使用量などを基に、この1年間のトラフィック傾向の変化を報告します。コロナ禍を経て、トラフィックは安定した成長が続いていて、今のところその傾向に目立った変化は見られません。

フォーカス・リサーチ(1)「システムソフトウェアの通信分野における2010年頃からの研究まとめ」

2010年代初頭より10Gbpsを超えるような速度のネットワークインタフェースカード(NIC)が一般化し、データセンターなどで広く利用されるようになりました。NICの性能向上により、それらハードウェアを制御するシステムソフトウェアと呼ばれるようなソフトウェアの、特に通信に関する処理の効率の重要性が高まり、研究コミュニティにおいては性能の改善を目指した取り組みが数多く行われてきました。
本稿では、まずシステムソフウェアにおける通信処理の挙動について触れ、次に過去の研究がそれらをどのように高速化しようと取り組んできたかについてまとめます。それらをふまえてIIJ技術研究所が近年行っている取り組みについて紹介します。

フォーカス・リサーチ(2)「IIJとクラウドの変遷~ 30周年特別コンテンツ~」

IIJは、インターネット接続をはじめとした通信サービスを中核に様々な関連サービスを提供してきました。
これらのサービスを提供するための「サービスホスト」は30年間に渡り継続的に拡張されており、現在はサーバ数千台にも及んでいます。また、一方でクラウドサービス「IIJ GIO」としてお客様にコンピューティングリソースを提供することも行っており、こちらもサービス開始以降10年間でサーバ数万台規模のインフラへと成長しました。今回はIIJがこれまで歩んできた30年を振り返り、前半ではIIJのサービスホストが時代背景を踏まえながらどのように変化してきたのか、またその過程においてどのような工夫を行ってきたのか紹介していきます。後半では、世代を経るごとに大規模なサービスインフラへと進化してきた顧客向けクラウド基盤「IIJ GIO」の変遷を紹介します。

  • (※)本号で紹介している事項は記事初出時点の情報に基づいたもので、これらはアーカイブとして掲載しています。

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