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Internet Infrastructure Review(IIR)Vol.55
2022年6月
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今号は、定期観測「今、求められるメールセキュリティ~パスワード付きZIPと送信ドメイン認証「DMARC」」をはじめ、フォーカス・リサーチ(1)では「mac_aptプラグインの作成(後編)」フォーカス・リサーチ(2)では「サービス基盤でのストレージに関する課題と対応」をご紹介します。

全体(一括)
エクゼクティブサマリ
定期観測レポート「今、求められるメールセキュリティ~パスワード付きZIPと送信ドメイン認証「DMARC」」

昨年6月に発行した本レポートのVol.51の「定期観測レポート」で、迷惑メールと、ウイルス数の集計と傾向を報告しました。
特徴的だったのは、最大値でその前年度の200倍もの迷惑メールを受信したことと、Emotet(エモテット)と呼ばれるウイルスが自分自身をZIPで暗号化することでウイルススキャンを回避し、猛威をふるっていたことでした。
今回は、IIJがそうした脅威から自社を守るために取り組んだ2つのセキュリティ強化策について紹介します。1つは暗号化ZIPの運用を廃止したこと、もう1つはDMARCの強化です。

フォーカス・リサーチ(1)「mac_aptプラグインの作成(後編)」

IIR Vol.54ではmacOS用フォレンジック解析フレームワークmac_aptのデモプラグインでプラグインの基本的な構造を解説しました。今回は、前回の記事で最後に触れた「~/Library/Caches//Cache.db」に保存されているデータの内容と、このアーティファクトを解析するmac_aptプラグインの実装について解説します。

フォーカス・リサーチ(2)「サービス基盤でのストレージに関する課題と対応」

IIJでは、2000年にクラウドサービス「IIJ GIO」の前身であるリソースオンデマンドサービス「IBPS」を開始した当時からサービス基盤にはストレージアレイシステムを採用しています。そして現在もIIJ GIOと自社サービス向けクラウド「次世代ホストネットワーク:NHN(Next Host Network)」においては、それぞれの基盤にストレージアレイシステムを採用しており、ストレージの容量は日々増え続けています。
本稿では、まずストレージについて理解を深めていただくために一般的なストレージについて紹介します。そして、お客様に安心してサービスをご利用いただくための取り組みとして、IIJがどのようなストレージ及びストレージネットワークを採用しているのかについて紹介します。

  • (※)本号で紹介している事項は記事初出時点の情報に基づいたもので、これらはアーカイブとして掲載しています。

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