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IIJ IoTサービス IoTパッケージ集

このページでは、本サービスとパートナー様のデバイスを組み合わせた、各業界ごとの利用シーンをご紹介。「ご利用シーンを探す」から項目を選択すると、各業務シーンが閲覧できます。
パッケージの内容についてや、掲載希望のパートナー様、各種お問い合わせはお問い合わせフォームよりお願いします。

ご利用シーンを探す

ケース1

工場設備データ分析による予知保全

課題

工場IoTの取り組みを推進する企業では、定期的なメンテナンスから発展し、設備の劣化傾向などの状態から未然に故障事故を防ぐ予知保全により、高い稼働率・品質向上へ取り組んでいます。
近年では、管理データを利用した予知保全への取り組みも注目されていますが、このためにはデータ収集からAI活用まで専門的な知識が必要です。

解決方法

  • ブレインズテクノロジー社「Impulse」による予知保全の実現
  • Advantech UNO/WebAccess、本サービスによるデータ収集・Impulse連携

特長とメリット

  • Impulseは、予知保全や品質管理・改善に活用可能なAI異常検知ソリューション。故障予兆検知、不良品検出、外観検査、作業分析など業務システムの一部として導入・運用が可能。製造業を中心に21,000を超える学習モデルの運用実績(2023年3月時点)
  • Impulseを業務に適用することで、熟練者・人に依存しない点検業務の確立、点検業務の効率化に伴うコスト削減、機器の稼働率向上(停止期間の削減)などの効果につなげられる
  • PLCやNC旋盤からのデータ収集は、Advantechの産業PCであるUNOシリーズ、及びWebAcces/・SCADAソフトウェアを利用してノーコードで実現。また、本サービスが提供するモバイル閉域網、データハブによるImpulse連携により安心・安全にデータの送信が可能

システム構成

「システム構成」のイメージ図
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ケース2

圃場向け簡易監視カメラ

課題

近年、農作物の盗難被害が多発し相当な被害額になっています。盗難対策として、圃場(田畑、農園など)にネット、柵、センサーライト、警報機などを設置するような方法も効果的ですが、更なる対策として監視カメラが有効です。
しかし、圃場に監視カメラを設置するには、カメラ自体の導入に大きなコストが必要なほか、更には電源の確保やネットワークの配線に大きな労力やコストが掛かる、カメラの映像をどこに・どのように保存すべきかの検討が必要など、数多くのハードルがあり単純には進められないのが現実です。

解決方法

  • Acty-G3+ を使用した簡易監視カメラの導入
  • 本サービスによるカメラデバイスの遠隔操作

特長とメリット

  • 機器自体が非常に安価であることに加え、毎月の運用費(通信費、クラウド利用料など)も低額なため、低コストで導入・運用が可能
  • バッテリーを搭載しているため、電源がない場所への設置が可能(※)
  • 撮影した映像はLTE回線経由でクラウドストレージに保存することで、PCやスマートフォンのWebブラウザーからいつでも・どこでも参照が可能
  • 映像は静止画での記録だが、定期的な撮影のほかに、動体検知での撮影だけでなく、外付けのBluetoothセンサー(人感センサーなど)を使用した撮影が可能。必要な映像は残しつつ、通信量(通信料)を抑えることでコスト低減を実現
  • 本サービスのデバイスコントロール機能は、モバイル回線経由で遠隔地のデバイスの操作を実施。隔地に設置してあるカメラのリアルタイム映像の参照や、設定変更、手動での撮影操作などが可能
  • 電源がない場所への設置は定期的な充電の作業が必要です。詳細はお問い合わせください。

システム構成

「システム構成」のイメージ図
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ケース3

積層信号灯(パトライト社)点灯&自動架電

課題

工場現場では、積層信号灯などの表示灯を用いて、設備停止トラブル時の周知・呼び出しを実施します。積層信号灯はネットワーク接続に対応している製品もありますが、課題もあります。 Wi-Fi接続では無線LANルータ、及びアクセスポイントの管理が必要です。一方、有線接続では設備配置替え時の対応が必要になったり、スイッチのポート数が枯渇することもあります。
また、積層信号灯は現場での呼び出しや周知に限定されるため、遠隔地にいる管理者までは共有できないことも課題として挙げられます。

解決方法

  • LAN工事不要、LTE接続に対応した閉域網のモバイル通信
  • デバイスコントロールを用いた積層信号灯点灯
  • 積層信号灯点灯時の自動架電に対応

特長とメリット

  • LTE接続に対応したパトライト社ネットワーク制御信号灯 NHV/NHBシリーズを用いることで、有線のネットワーク配線は不要、現場へのポン付け表示灯として設置が可能
  • LTE接続はモバイル閉域網に対応しているため、インターネットに接続しない安全なネットワーク導入が可能
  • NHV/NHBシリーズはHTTP通信による制御に対応。デバイスコントロールのHTTP通信WebAPIをクラウドから呼び出すことで、閉域網内にある積層信号灯点灯を容易に実現
  • 積層信号灯点灯による現場での周知だけではなく、IIJ統合運用管理サービスと連携することで、管理者への自動架電により即座に現場のトラブルを把握可能

システム構成

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ケース4

バッテリレス漏水センサを使用した漏水検知

課題

マンションやオフィスビル・工場などでは、窓や天井などからの雨漏りや、上下水道の配管、機械・空調設備など各所から水漏れするリスクを抱えています。それらは問題が発生してから気付くことが多く、被害が大きくなってしまったり、対処が後手に回りがちです。

解決方法

  • BLE IoTスターターパッケージと、バッテリレス漏水センサ(エイブリック社製)を使用した、簡単設置の漏水検知システムを構築

特長とメリット

  • 漏水センサはバッテリ無しで動作するため、配線工事が不要。また、センサはリボン形状のため、水道管や機械の配管に巻き付けたり、壁に貼り付けるなど、様々な場所に設置が可能
  • BLE IoTスターターパッケージを使用することで、漏水発生時にはセンサが発信した信号を本サービスに送信。デバイスモニタリング機能により現場に赴かなくとも遠隔で、漏水発生の警告をメールなどを利用してリアルタイムで受信が可能
  • 端末(Acty-G3)は通信用のSIMを内蔵しているため、ネットワーク工事などの大掛かりな工事が不要
  • 漏水センサにオプションの死活監視タイマを使用することで、センサ故障時の通知が可能
  • 本サービスは、センサのデータを保存できるクラウドストレージや、IIJ GIO、AWS、Microsoft Azureなどの各種クラウドサービスと連携する機能を提供。他のシステムと連携するなど、システムの拡張が可能

システム構成

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ケース5

産業用設備リモートメンテナンス

課題

コロナ禍以降、PCへのリモートアクセス需要が高くなり、製造業においてもリモートメンテナンスなど重要度が増してきています。IIJ Omnibusサービスなどで全国の工場をネットワークでつなぐ企業も増えてきました。
一方で、工場内に設置された設備機器の多くは外部のメンテナンス事業者が管理。社内ネットワークへ接続させられず、駆けつけ対応などによる復旧の遅れ、維持コストの増加が課題になっています。

解決方法

  • モバイル閉域網を用いた、メンテナンスネットワーク分離
  • デバイスリンク機能を用いた一時的な経路生成

特長とメリット

  • 既設ネットワークとは別に、モバイル閉域網を用いたメンテナンス用ネットワークを構築。モバイル回線を用いることで工場内の配線工事は最小限にかつ、閉域網(産業用PCをインターネット接続しないこと)によりセキュリティを確保
  • デバイスリンク機能は、オンデマンド・リモートアクセスサービス。モバイル接続された産業用PCごとに、アクセスするためのメンテナンス経路を動的に生成するため、メンテナンス事業者は特定の産業用PCのみに接続が制限。また、管理者による経路削除機能のほか、ファイアウォール機能も搭載

システム構成

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ケース6

産業廃棄物処理のオンライン化

課題

事業者が産業廃棄物を処理するには、廃棄物の重量の計測、コンピュータへの入力、書類の作成、行政への報告など、非常に手間が掛かる業務を要します。なるべく時間を掛けたくない業務については、可能な限りの省力化が必要です。また、環境問題が注目されている現在、そもそも廃棄物を減らす努力も求められています。

解決方法

  • 廃棄物の計量のオンライン化と行政報告の自動化
  • 廃棄物の種類と重量の可視化と、それを分析して廃棄物の低減を目指す

特長とメリット

  • ネットワーク対応の電子計量器(イシダ社製 インフォメーションマルチスケール)と、IoTゲートウェイ機器を使用。廃棄物の計量データを自動的にクラウド環境へアップロード可能
  • IoTゲートウェイ機器にはSIMカードとLTE通信モジュールを搭載。モバイル網で通信を行うため、ネットワーク工事は不要
  • クラウドにアップロードされた廃棄物の計量データは、情報を集約した上で、電子マニフェストとして行政報告が可能。
  • IoTサービスのデバイスモニタリング機能により情報を可視化。これにより、どのような種類の廃棄物がどれくらい出されているのかの経過を目で見える形で確認できる
  • すべてのネットワーク通信は閉域網(インターネットとは隔離された独自ネットワーク)を使用するため、安全にデータのやり取りが可能
  • 送信された生データは、IoTサービスのデータストレージに自動的に記録(蓄積)。後でまとめてデータを取得して、分析に使用可能

システム構成

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ケース7

360度カメラを使用した
建築現場のクラウド記録・リアルタイム配信

課題

建築現場の施工状況を、写真で記録することがあります。その際、撮影した映像の整理や関係者への共有に少なくない労力と時間が掛かるのは、珍しいことではありません。現場で何らかの問題が発生した場合、状況の共有・担当者との調整も必要になり、業務の効率化が叫ばれます。
また、建築現場の監査や状況の確認を行う際、従来は臨場確認(現場に出向いて直接確認)していました。ですが、昨今の働き方改革や感染症対策などの理由により、遠隔臨場(遠隔地からリモートで確認)ができるよう求められています。
しかし、工事期間は数ヵ月~1年程度の場合が多いため、高価な監視カメラ製品の固定設置や、光ファイバーなどの回線が必要となると、更に労力とコストが掛かります。

解決方法

  • 360度カメラを使用した映像(静止画)のクラウド記録システムの導入
  • 360度カメラの映像(動画)のリアルタイム配信システムの導入

特長とメリット

  • 360度カメラと、安価なIoTゲートウェイ製品を組み合わせることで、低コストで初期導入が可能。また、カメラは持ち運び可能で、工事終了後も別の現場で再利用できるため、コストパフォーマンスに優れる
  • 映像を360度(前後左右・上下)で記録するため、カメラ1台で周辺全体の映像を記録可能
  • 現場作業者が360度カメラで撮影した映像は、モバイル回線を使用してアップロードするため、固定回線を工事現場に引く必要はなし
  • アップロードされた映像はクラウドストレージに保存されるため、遠隔地にいる担当者がPCやスマートフォンから確認が可能
  • 映像は一定期間記録されるため、現在だけでなく過去の記録も閲覧が可能
  • IoTサービスのビデオビューア機能を使用することで、360度の映像をマウスで上下左右に移動しながら閲覧したり、注視したい部分を拡大表示が可能。平面と比べ、360度の臨場感ある映像で現場の情報を把握できる
  • 360度の映像(動画)を、遠隔地にいる担当者に向けて、クラウド経由でほぼリアルタイムで配信。現場の情報を時間のロスなく、より確実な共有が可能

システム構成

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  • 使用デバイス
    • RICOH THETA、GoPro MAX、Insta360(360度カメラ)
    • LTE対応 Linuxゲートウェイ機
  • 利用したサービス
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ケース8

JoyWatcherSuite/
JoyCloudConnect+
IIJ IoTによる安心・安全なクラウド活用

課題

製造業などの工場や水処理施設・太陽光発電設備の現場では、JoyWatcherSuite(SCADA)がインストールされたPCとPLCを有線LANで接続し、各種設備の稼働状況などが監視できるシステムを導入しています。
このJoyWatcherSuiteが収集しているPLCなどのデータをクラウドへデータ転送できる「JoyCloudConnect」が発売されました。複数拠点へ展開しているシステムを、クラウドを活用して統合的に管理したいというニーズの高まりと共に、計装ベンダー向けに開発されたものです。
しかしながらシステムを手掛ける計装ベンダーとしては、クラウド上における可視化システムの構築や、Microsoft Azure・AWSなどのクラウドへのデータ転送方法、ネットワークの選定、セキュリティ面などの課題があります。

解決方法

  • クラウド上のシステムを可視化する産業IoT セキュアリモートマネジメントの提供
  • セキュアなネットワークで任意のクラウドサービスへデータ転送可能なIIJ IoTサービスと、東京ガス株式会社製「JoyCloudConnect」の連携

特長とメリット

  • IIJが提供する産業IoT セキュアリモートマネジメントのデータ可視化機能は、80種類以上のパーツ素材(グラフ、表、ゲージなど)を備えており、様々なデータの可視化要件に幅広く対応可能
  • IIJ IoTサービスとJoyCloudConnectの連携により、プログラムレスの簡単な設定で任意のクラウドサービスへデータ転送可能
  • IIJモバイル閉域ネットワークの活用により、JoyWatcherSuiteとクラウド間ネットワークの安全な経路を確保可能

システム構成

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ケース9

Wi-Fi HaLow™を使用した屋外の広範囲監視カメラと、
遠隔地からの映像確認

課題

田畑・牧場・ダムなどの広い範囲に監視カメラを設置しようとすると、通常のWi-Fiでは電波が届かなかったり、有線で接続するには大掛かりな配線工事が必要になってしまうなど、技術的・費用的なハードルが高くなりがちです。LTE回線を使用したカメラを使用する方法もありますが、携帯電話の電波が届かないようなエリアだとその方法も使えません。より長距離・広範囲で使用できるネットワークが求められています。
また、遠隔地に設置した監視カメラの映像を確認したい場合、映像を保存するための専用サーバーや記録機器(NVR、VMS、NASなど)を用意する必要があるなどコストがかかりがちです。グローバルIPアドレスを付与したカメラをインターネットに直接接続して、遠隔地から接続するような手法が取られることもありますが、外部からの攻撃に対しての対策が必要であったり、高コストな固定IPアドレスが必要になるなど、技術的・費用的にハードルが高くなるといった課題があります。

解決方法

  • Wi-Fi HaLow™を使用した無線ネットワークと監視カメラの導入
  • IIJ IoTサービスの各機能を組み合わせた、クラウド対応の監視カメラの導入

特長とメリット

  • Wi-Fi HaLow™は、最大1km程度の通信距離を実現した新しいWi-Fiの規格であり、一般的なWi-Fiより低速ではあるが長距離かつ広範囲の通信が可能
  • Wi-Fi HaLow™に対応した監視カメラと通信機器を導入することで、数百m程度離れた場所に設置してある監視カメラと無線で接続可能
  • Wi-Fi HaLow™の通信機器にIoTサービスへ接続するためのルータ(ゲートウェイ)機器を追加するだけで、監視カメラを簡単にクラウド対応可能
  • IIJ IoTサービスのデバイスコントロール機能を使用することで、遠隔地から監視カメラの映像を確認及び設定変更可能
  • ゲートウェイ機器上でカメラ映像をクラウドにアップロードする機能を動作させることで、動画ファイルをクラウドストレージに保存可能
  • カメラや通信機器は、インターネットから隔離されている閉域網を通じてクラウドに接続されるため、機器が外部から直接攻撃されることがなく、セキュアな通信が可能

システム構成

「システム構成」のイメージ図
  • 使用デバイス
    • Wi-Fi HaLow™対応 監視カメラ
    • Wi-Fi HaLow™アクセスポイント機器
    • LTEルータまたはLinuxゲートウェイ機器
      (いずれも対応機種はお問い合わせください)
  • 利用したサービス
気になることがあればお気軽に

資料ダウンロード

  • ユースケースガイドブック
    (PDF:28ページ)

    利用シーンごとに課題解消へのアプローチ方法やシステム構成図を掲載

  • BLE IoTスターターパッケージガイドブック
    (PDF:11ページ)

    BLEセンサーを手軽に開始する方法を掲載

“2冊セット”で
ダウンロード(無料)